手術による治療とその種類
カントン包茎の手術とは
カントン包茎は包皮口が狭く、包皮を下げることが困難だったり下げた包皮が元の位置に戻らずに陰茎を締め付けてしまう症状が起こります。自然治癒は難しいため、治療するためには手術を行うしかありません。
カントン包茎の治療を行うための手術は複数の種類がありますが、どの方法であっても包皮を切除して締め付けが起こらない状態にすることが目的です。30分程度の手術時間で済み、入院の必要もないことが一般的です。経過観察として手術後にクリニックで診察を受ける必要がありますが、衛生状態の維持を意識していれば予後に問題が起こることもほとんどないのです。
カントン包茎の手術を行うと術後しばらくは入浴や運動が制限されますが、陰茎の締め付けが起こらなくなるだけでなく、亀頭が露出することで汚れが溜まらなくなったり、性的な感度が増すというメリットがあります。身体的な健康だけでなく日常生活においても大きなメリットがある治療なのです。
カントン包茎の手術の種類
施術を行うクリニックごとに呼び方の違いはありますが、カントン包茎の手術は背面切開術や亀頭直下埋没法、複合曲線作図法といった術式によって治療が行われます。
施術数が多いのは背面切開術で、費用が安価で済むというメリットがあります。しかし、背面切開術は傷跡が残ったり、術後に引っ張られる感覚が残るといったデメリットもあるためそういった点が気になる場合は他の種類を選ぶようにしましょう。
亀頭直下埋没法は亀頭と陰茎の間にメスを入れるため、傷自体が目立たなくなりやすいことに加え、将来的な包皮炎などの諸症状が発生しにくい方法です。複合曲線作図法は亀頭の形状や包皮が狭まっている程度に応じて、複数の曲線を使用して包皮の余分な部分を切り取る方法で、曲線を使い分けることで手術後の見た目が非常に自然になるという方法です。
適切な術式は個人の状態によって異なるため、カウンセリングで医師と十分に話し合い、決定することが大切です。
まとめ
カントン包茎は健康に悪影響があり、放置していても治ることはないため積極的に治療することが必要です。手術の種類は複数ありますが、どの方法でも身体的な健康を回復させることが可能になります。
仕上がりの美しさや予算など術式を決める要素は複数あり、患者が一人で決めることは簡単ではありません。そのため、クリニックのカウンセリングで時間をかけて相談し、自分が納得できる治療を行うことが満足できるカントン包茎の治療になるのです。